「有難うございました。」


「今日も陸君、お友達と元気一杯、園庭を走り廻ってましたよ。」


「麻衣~ただぁ~まぁ~」


園バスから降りて来た陸が、ニンニン笑いながら私に抱き着いてきた。


「陸、お帰りぃ」

「それじゃあ失礼します。」


パタンと閉まったドアと共にバスが走り出した。


「帰ったらおやつにしようね。」


「やったぁ~~」