ピンポ~~ン♪♪ キタァーー!! 玄関先まで猛ダッシュ 主人を待ち構え、舌を出し、ハヒハヒ言わせながら走って行く、おバカ犬の如く。 ガチャッ 「いらっしゃ~~ぁい優花。」 優花を抱きしめて、頬っぺにシュリシュリ 「うわぁ~~!!」 近所迷惑な位に叫ぶ優花をよそに、自分の匂いを擦り付けるかの如く。 「超~~キモい!!離れろ!!」 私の体を、力一杯突き放した。 「あんっ」 「幸せ主婦が、どんだけ愛に飢えてんだよっ?ハア…ハア…」 「ごめん…。」