外ではグレーのフロックコートに身を包んだ彼が立っていました。 「化けたな〜」 ……開口一番それですか。 まぁいいわ。何とでも言って下さいな。 今は何を言われても、笑って済ますだけの余裕があるんですから。 だって、人生一番輝いている時だと実感しているんです。 女盛り……ちょっと過ぎたけど、ウェディングドレスを着て、ベールなんか着けちゃって。 これから、みんなが祝福してくれるわけですよ。 輝かない訳がない!!