満開の桜の下で聞いた言葉。






「来年あたり…」






それが、彼からの精一杯のプロポーズ。






友達以上恋人未満から、恋人を飛び越え婚約者へと変わった瞬間。






……そう「恋人」ではない私にプロポーズした彼。






それでも、風によって舞上がった桜の花びらと共に、私の心も舞上がった。