「興味……?」

「そ。今まで俺にビンタ喰らわせたりキャーキャー騒いだりしないの、アンタが初めてだから興味湧いた」

「何ソレ、凄く良い迷惑なんだけど」



凄い理由が下らないんだけど。そしてんな事で興味持たないで下さい。

つーかマジ、この人を『王子』とか呼び始めたの誰?頭大丈夫かな。

超見て呉れだけの『王子』じゃん。



「じゃあそのキャーキャー騒いでる子達に『王子様』の本性話しちゃおっかな?」

「話せるモンなら話してみれば?」

「どう言う意味………っ!!」



言い終わる前に再び唇を塞がれた。

さっきとは違う少し長めのキス。


息苦しさにドンドンと小桜池くんの胸を叩くと漸く離れた唇。



「これから俺のオモチャにする事にしたから、俺の本性話したら一体どうなるか覚悟しとけよ?」

「ちょ、意味わかんないっ!!そんなの絶対にお断りなんだから!!」