「成る程ねー、伊桜にしちゃあ頑張ったけどドンマイ……だね」

「莉紗、絶対ドンマイって口癖だよね」



そんな事ないしー。とか笑いながら言う莉紗に苦笑いを返す。

莉紗に話して昼休み小桜池くんに話し掛けようと思ったら、早起きした所為か急に睡魔が私に襲い掛かる。

頬杖をついて目を瞑ると同時に担任が勢い良くドアを開けて中に入って来た。



「今日の昼休み臨時で保健委員会あるから委員は忘れるなよー、特に楠原」



委員会あるのかー……ダルー。

………って、ちょい待って!!今『保健委員会』っつった!?言っちゃったよね!?しかも先生名指しで注意しちゃったよね!?

マジない!!どうして私委員会なんて入っちゃったんだろ!!コレじゃ昼休みも小桜池くんに確認出来ないじゃん!!


言う事だけ言うと担任は素早く職員室へと帰って行く。

私はあまりの衝撃に机に突っ伏した。


アレか、珍しく早起きなんてしちゃったから予定が上手く行かないんですね。