……と思ったのに、私の身体は煉を視界に捉えると逃げてしまう。
一体何の拒否反応ですかコレ。
1日ずっと煉を避け続け、気付けばもう深夜12時を回ろうとしている。
私は独り、部屋で頭を抱えていた。
━━コンコン
ノック音に反応して振り向くと返事をしていないのにドアは開いていて、そこには煉が壁に寄り掛かり私を見詰めながら立っていた。
「話、あンだけど」
「うん……」
少し……否、かなり不機嫌な表情を見せる煉に小さく返事を返すと、ドアを閉めて私の隣に座る煉。
向けられた視線が怖い。
私は隣にいる煉を見る事が出来ずに、その場に座り俯いた儘。
『こっち向け』そう言われて漸く煉の顔を見る事が出来た。
「お前、朝から俺の事避けてるよな?」
「……うん」
「昨日の事が原因なのはわかってる、でも他に理由あるだろ」
