裏表プリンス




◇◆◇◆


「ん……朝、か……」



翌朝、雀の囀りと微かに差し込む朝日で私は目を覚ました。

持ち上げた身体はとても重くて気怠い。

何もする気は起きないものの、朝の遣るべき事を終わらせなきゃと着替えて洗面所へと向かう。



「うわ、酷い顔……」



洗面所の鏡に映る私の顔は、昨晩泣いたからか目が腫れていた。

ただでさえ不細工な顔が余計に不細工になっちゃってるよ、ウケる。


バシャバシャと冷たい水で顔を洗い、洗濯機を回してからリビングへ。

まだ煉は起きてないみたいで、目の前の空間はとても静か。



「朝御飯、作りますか……」



普段通りに2人分の朝食を作り、煉の分はラップをかけてキッチンに。

久し振りに1人で食べる朝食は何処か味気なくて、あまり美味しくなかった。