Believe~奇跡の鼓動~



~クラブ対抗リレーに出場する各部の代表は、東ゲート前に集合して下さい~

アナウンスが流れ各部の代表選手が移動し始めた。

「なっちゃん、頑張ってね!」

「おう!
…なあ、あかり」

「ん?」

立ち上がり、笑顔で応えた後、なっちゃんはくいっとあたしの肩に顔を寄せ、耳元でそっと囁いた。

「優勝したら、ご褒美ちょうだい。」

「え?」
思わず振り向くと、目の前になっちゃんのアップの顔があり、彼は声は出さずその唇だけを動かした。

“キ・ス”

一気に耳までゆで上がったあたしに、彼はにっこり笑うと、集合ゲートに向かっていった。