「あんた、大和先生探してたんだろ!?」
「いいえ、あたしは嘉瀬君を」
「嘘つくんじゃないよ!」
こちらの言葉は一切信じてもらえないようだ。
「あたしら知ってんだよ。
あんたと大和先生が時々ここでこっそり会ってるって。」
「ええ!?そんなの嘘です!」
まったく身に覚えがありませんが!?
「じゃあ何で今ここに来たんだよ!?」
「だから嘉瀬君を探しに」
必死に反論しようとした時、あたしは思いっきり突き飛ばされた。
「お前ムカつくんだよ!
たいして美人でもないくせに、あんなイケメンと大和先生二股かけやがって!!」
「だから誤解です!!」
美人じゃないのは認めるけど、二股は完璧に濡れ衣だ。
あたしは立ち上がると、先輩達に正面から向き合った。
「あたしはなっちゃん一筋です!
大和先生とは顧問とマネージャー、それだけの関係です。」
あたしは先輩達から目をそらさなかった。
先輩達の方が、互いに顔を見合せはじめた。
そのとき、
「なにしてんの?」
先輩達の後ろから聞き覚えのある声がした。

