裏庭は陽当たりが悪く、出展しているクラスもクラブもないため、他がお祭り騒ぎのぶん、いつもよりさらに閑散として感じる。
人もいないし、告白にはもってこいかも!?
早足で裏庭の奥へ進むと、そこに女子が数人たむろっていた。
少し派手めの三年生グループ。
確かあれは、以前、大和先生にアプローチをかけていた先輩方では。
なんとなく身の危険を感じ、踵をかえそうとした瞬間、あたしは運悪く先輩方に気付かれてしまった。
「あれー、誰かと思えば神崎さんじゃん?」
名前覚えられちゃってるし!
あたしは心の中で突っ込みを入れた。
「こんな所に1人でどうしたの?」
「ちょっと人を探して」
ヤバイ。囲まれちゃってるよ。
やはり三年生は迫力が違う。
「人って、例の人気者の彼氏?
それとも…先生?」
「は?先生??」
「とぼけてんじゃないよ!
こっちはちゃんと情報入ってきてんだよ!!」
「ええ!?」
なんのことだかさっぱりわからない。
でも、先輩方のこの雰囲気、ただ事ではない。
リーダー各らしき先輩がまるで鬼のごとき形相であたしの目の前に迫ってきた。

