「朝も言ったけど、僕も先生達の話が漏れ聞こえた程度ではっきりたてとは」

「それでも!三瀬くん、その場にいたんだもん。見た事聞いた事、どんな些細な事でもいいの。その後何か思い出した事とか、ない?」

あたしの必死さに押されるように、三瀬くんはしばらく考えこんでいたが、申し訳なさそうに「ごめん」と言うと首をふった。