それだけ書くと、あたしはメモをなっちゃんの靴の上にのせた。
よし、あとはこれをどうするか…
あたしは迷ったあげく、プレゼントも一緒に置いた。本当は直接渡したかったけど、もし怒ってたら受け取って貰えないかもしれないし。
仕方ないよね。
あたしはもう一度携帯画面を見つめた。
ちょうど１２時になるところだった。
そして、あたしは東門へと向かった。
ーーーもしこのとき、
あたしがもっと強かったら、
逃げてなかったら…
あの場で彼を待っていたら？
プレゼントを直接渡していたら？
……今も、あたしの後悔は終らないーーーー
