『明後日から、楽しみだな』

花菜の声がにやりと笑って聞こえた。



『二人の王子様に求婚されるあかり、みものだわ♪』


「な!?求婚って!?」


『例えよ例え!』




楽しそうな花菜の声をききながら、
あたしはなぜか妙な胸騒ぎを感じていたのだった。