パシャ
パシャ
あたしの声にならない悲鳴の代わりに、倉庫のなかに響いたのはカメラのシャッター音だった。
絶望と恐怖の色の浮かぶあたしの顔を、彼女はカメラごしに眺めながら、満足そうに微笑んだ。
「先輩、いい顔♪」
「んん!んんー!!」
「あはは、なに言ってるのかわかんな~い。」
「おい、俺たちの顔はわかんないようにしろよ!?もし学校にバレたら俺たちが」
「はいはいお兄ちゃん、わかってるって。
それに万一映ったって心配いらないって。なにもこれをばらまこうってんじゃないし。
ただぁ、」
彼女があたしをみてニヤリと笑った。
「あんたが、那月先輩と別れるって約束してくれないと、わかんないな~
ま、あなた次第よ、あかり先輩♪」
彼女はもう一度にやっと笑うと、再びカメラをかまえた。
「さ、じゃあ続きおねがいしまーす♪」
この子、おかしいんじゃないの!?
同じ女としてこんなこと出来るなんて普通じゃない!!

