Believe~奇跡の鼓動~



あたしがキッと見上げると、一年生の彼女は気に食わないとばかりに、憎々しげにあたしの方を見下ろした。

「なにその態度!
あんた今のこの状況わかってんの!?
…ねえ、お兄ちゃん。」

お兄ちゃん??

彼女がお兄ちゃんとよんだほうを見ると、一番ガタイのいい、おそらく三年生と思われる男がのっそりと動いた。

「おう、お前、よくもうちの可愛い妹傷つけてくれたなぁ、あ?」


え?は!?
妹さん!?全然似てませんね!!

いやいやいやいや!
っていうか、傷つけたの、あたしじゃないよね!ふったの、なっちゃんだよね!?

あたし関係なくないですか!?


さっきまでとは違う意味でフル回転でパニクるあたしの頭。


「もしかして、あなたなっちゃんにフラレた腹いせに、こんなことしてるの!?」