彼女は、ずっと俯いたまま顔をあげようとしない。 「コンビニか?」 久瀬が、俺の持っていたレジ袋を見て言った。 「あぁ、ちょっとな」 俺は、小さく笑って久瀬が望んでいるだろう質問をした。 「そっちは、デート?」