君の名前



「なぁー、アイツやる気あんのかぁー」

結子はあーっと叫んで両手を大きく上に上げた。


やる気?


「なにそれ」


私が言うと、こっちの話と言って眉をしかめたまま固まってしまった。






「で、あんたはそれで良いの?」