加納欄の警察手帳 シリーズ24

なんで、笑いながら聞いてくるんですかぁ(:_;)


「き、昨日は、夜は、遊びに行ってましたけど、何か合ったんですか?」


アウゥゥゥ(>_<)


「まぁな」

「そ、そうですか(-.-)」
「ケータイ入れたんだけどな」

「……す、すみません(>_<)電源、切れてたみたいで……」


もぉ、帰らせて下さい〜(>_<)


「だからか、繋がんなかったの」

「すみませぇん。気をつけます」

「オゥ……悪ぃな、引き止めて、ま、楽しんでこいよ」

大山先輩が、笑って送りだしてくれた。


よしっ!


今のうち!


バレテないかも!!


「はいっ、失礼します!楽しんできますっ」

あたしは、逃げるように去ろうとした。

「欄」

声を掛けられた。

「俺も、遊びに行くかなぁ」

「え?ええっ〜??だ、ダメですよ!大山先輩は、お、お仕事があるじゃありませんか!」

「最近欄と出掛けてないだろ?」


なんて!?


なんておいしい、シチュエーション!!!


なんでこんな時にぃぃぃ(:_;)


「ま、また今度があるじゃないですか、ね?仁君」

あたしは、まるで菩薩様のように微笑んだ。

「そっか……しょうがねぇよな」

「そうですよ。今回は、しょうがないですよ。あぁぁ、そうじゃなくてぇ、とにかく、行きますからね」

あたしは、歩きだした。


アブナイアブナイ(-.-;)


「欄、忘れ物」


えっ?


そう言われ、あたしは振り向いた。

大山先輩は、自分の目の前に、ある物をぶら下げた。

「ッッッ!」

あたしの背筋が凍りついた。

あたしの前には、1本のシルバーナイフがぶら下がっていた。

「忘れ物」


ヒクッ(@_@)


「これ、お前が持ってるのに、似てんだよなぁ」

心拍数が、一気に上がった。

「そ……そぉ、です、か……?どこにでも、あり、ありますよ……アハハ」

「そぉかぁ?どこにでもあるかぁ?これ拾った場所、知ってるかぁ?」


フエ〜〜ン(:_;)


「さ、さぁ?」

「昨日の、事件があったトコだぜ」