光る道

「店に入る時、ちょっと恥ずかしかったんだけど…
マネージャーが、アクセサリーショップ行く!って、どんどん入って行くからさ。
それにつられて入って…
今思うと、奈々へのプレゼントだったんだなー。」




「井上さん、奈々さんが可愛くって仕方ないっ、て感じだったもんね。」




そう言いながら、井上さんの表情を思い出す。




「しかし驚いたなー… あの二人が結婚とは…
でも早すぎない? あいつら、付き合って何ヵ月だよ? しかも年の差… 13才じゃん!」




ソファーにもたれながら、薫がブツブツ言ってる。




「いいんじゃない? 井上さんなら、奈々さんの事、大切にしてくれるよ!
奈々さんもすごく幸せそうだったし…」




「まあな… さっ!あの二人の話は終わり! あー… やっとお前に触れる…」



そう言って、薫が私を抱きしめた。




「でも、玄関ではビックリしたな。まさか、お前から抱きついてくるなんて…」



抱きしめたまま、彼がつぶやく。




「うん… 何でだろうね。自分でも…」




急に私の唇は、彼の唇でふさがれ、会話はそこで切れた…