「何」
「聞いて聞いて」
「…何」
聞いてと言ったくせにあたしの腕を引っ張って行く。
行く場所は階段らしく、走っては行かない。
階段に辿り着けば、赤ジャージが2名。
黒い短髪であたしより頭1つ分大きい寛生先輩と、
金髪の寛生先輩より少しばかり大きい俊也。
何の用だと思い恵里を見れば、目を輝かせている。
「は、い…?」
「学校抜け出すから、お前等も付いて来ればって言おうと思って」
「行こうよ、光」
まじか。いきなりなんだ。
寛生先輩は何か黙ってるし。第一何処に行くんだ。
ジャージ目立つぞ、オイ。
「聞いて聞いて」
「…何」
聞いてと言ったくせにあたしの腕を引っ張って行く。
行く場所は階段らしく、走っては行かない。
階段に辿り着けば、赤ジャージが2名。
黒い短髪であたしより頭1つ分大きい寛生先輩と、
金髪の寛生先輩より少しばかり大きい俊也。
何の用だと思い恵里を見れば、目を輝かせている。
「は、い…?」
「学校抜け出すから、お前等も付いて来ればって言おうと思って」
「行こうよ、光」
まじか。いきなりなんだ。
寛生先輩は何か黙ってるし。第一何処に行くんだ。
ジャージ目立つぞ、オイ。

