学校に着くと、あたしのバッグは俊哉が教室に
持ってってくれるらしく、保健室にいることも、
恵里に伝えてくれると行っていた。

…こういう時だけは優しいよね。
うざいけど。

…つかゴメンよ、恵里。
何か自分結構恵里から見ればいい思いしてねぇ?
(もう何でもいいや。頭痛いし)



「…ありえん」

「何度あったの?」


何とか保健室に着いたものの、そのままダウン。
ベッドに倒れこんだあたしは桧山先生に体温計を
渡される。

普段はこんなにないのに。
いやだるくてもこんなに上がらないのに。
…いやいや。頭痛いから?…関係ないか。


「…38度2分」

「家帰る?」

「やだ」


あ、むせた。何故そこで先生がむせる。
意味分からないんですけど。
あたしが即答したから?いやいやいや。