「どうしたの?萌。」
「え・・・や・・・。あの子かっこよくない?」


萌の指さすほうを見てみると・・・。

髪は萌と同じくらいの色、ワックスでつんつんにたててて、ものすごい腰パンしてて友達にまぎれて話してる・・・。

うわぁ・・・。あの辺の男子たち苦手だわ・・・。

「舞?顔ひきつってるよ?」
「いや・・・、あぁいう感じの男子苦手だなって・・・。」


あっ!!  これじゃ私が前ダサかったってばれる!!萌こっち不思議そうに見てるし!!やばい!!

「へ〜!!意外!!舞かわいいからずっとああいうのとつるんでんのかと思ってた〜!!」

あれ?うたがわないのか??よかった〜。

「あれ?萌?どこいくの?」


ついていくとちゃらい男子のとこにずかずかと入ってその男の子に萌が話しかけた。
もう告白!?まずいよ〜!!ふられたら終わるよ〜!?

「こんにちは!!これから1年よろしくね!!」

あれっ!?こくんないの?
しかも、私ったらてっきりこういうかわいい子は女子と男子の前で態度を変えるのかと思ってたら私と態度全然かわってない・・・。

「おう。よろしく。名前なんつの?」
「天野萌!!萌って呼んで!!」
「よろしく、萌。」

萌は満面の笑みで彼のことみつめてるし・・・。


そのまま、2人はしばらく話していたからずっと見てたらなんか視線感じるから視線のほうに目をやってみると・・・。