「食堂ですって。いってみましょうか。」


平助くんを見送った後、総司と一緒に島田さんに会いに食堂に行った。








「島田さ〜ん。います〜?」


食堂の扉を開きながら、総司が島田さんを呼んだ。


「おお、沖田先生。ここですよ。」


中から島田さんらしき人が答えた。


「お食事中、すみません。島田さんに紹介したい人がいまして・・・」


総司は申し訳なさそうに言った。


「沖田先生が紹介したい人ですか。ひょっとして良い人ですか?」


少しからかいながら島田さんは言った。


「もう!違いますよ。三月程前に女中として来られた方ですよ。お華さん、こちらが島田魁さんですよ。」


そう言いながら総司は私を島田さんの方にぐいっと押した。