きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜

「お華さんは何を食べますか?今日は私のおごりなので、何でも好きな物を頼んで下さいね。」



にっこり笑いながらお品書きを渡してくれた。


「ありがとうございます。でも、ご馳走してもらっていいんですか?私、ちゃんとお給金はいただいてるんで自分で食べる分ぐらいはありますよ。」


私は申し訳なくてお品書きをもらいながら沖田さんに言った。


「いいんですよ。今日は私にわざわざ付き合って頂いてるんですし。さっ、早く決めちゃって下さいよ。」

そう言いながら、沖田さんは私を急かす。


「分かりました。ありがとうございます。じゃあ、おぜんざいをお願いします。」