「あ〜あ・・・フラれちゃったなぁ・・・」


仕事も一段落した私は縁側に座りながらボ〜ッと空を見上げ、思わず呟いていた。


「お華さん。」


声をかけられ、振り返ると総司が立っていた。


「総司・・・」


「元気がないですね。何かあったんですか?」


総司が心配そうな顔をして言った。


「そう?」


私は総司に心配をかけないよう、明るく返した。


「無理しなくてもいいですよ。私でよければ話ぐらい聞きますよ?」


優しい総司の言葉に私は思わず全てを話してしまった。