「私もです。新撰組もここで暮らす隊士の皆さんも大事です。私にできることは少ないですけれど、私にできる事で皆さんの力になりたいと思います。」


今にも流れ落ちそうな涙を大きな目いっぱいに溜め、ニッコリと笑いながら華が言った。


「おめぇはそうやって笑ってるだけで皆の力になってんだよ。」


「ありがとうございます。ちょっと疲れちゃったんで私もう寝ますね。おやすみなさい。」


そう言うと華は衝立の向こうへと行ってしまった。


「ああ・・・おやすみ。」


俺はそれだけ言うと机にむかった。