「俺はこの新撰組が大事で守りてぇ。ここで一緒に暮らしてる奴らは皆、大事な仲間だ。組だけじゃなく、大事な仲間も守りてぇと思ってる。もちろん華、おめぇも大事な仲間だ。」


俺は自分の気持ちを押さえつけ華に仲間としか思ってねぇ事を伝えた。


「あ・・・りがとう・・・ござい・・・ます。」


震える声で華が言った。


今にも泣きそうな声だ。


今すぐ華を抱き締めてぇ。


仲間としてだけじゃなく、女としても華が大事だと言いてぇ。


でも、俺には無理なんだ。


華を悲しませることしかできねぇ。