そんな土方さんを見てると好きという気持ちが溢れてくる。


私なんかじゃ役に立たないことは分かってるけど、少しでもいいから土方さんの力になりたい、土方さんを支えたいという気持ちが大きくなってしまう。


「土方さん!あの・・・私・・・」


芹沢さんのお葬式が終わったばっかりなのに、こんな事を言うのは不謹慎だって分かってる。


でも、土方さんを見ていると自分の気持ちが抑えられなかった。


顔から湯気が出そうなほど緊張してる。


着物の裾をギュッと握り、続きを言おうと顔を上げて土方さんを見た。