きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜

〜土方side〜




なぜだろうな?


華の一言で俺は何でも上手くいく気がしてくるんだ・・・


あいつといると落ち着くんだ。


時々、華を抱き締めたくなる。


ああ、そうか。


俺は華が愛しいと思ってるんだな。


でも、俺は・・・


「土方さん?」


華のことを考えてた俺は総司の声で我に返った。


「ああ。すまねぇ。」


俺は謝りながら集まった総司、山南さん、左之の顔を見回す。


今は余計な事を考えてる暇はねぇ。


「これからの作戦を言う。」


俺が必死に練った作戦だ。


今夜は何が何でも成功させなきゃならねぇ。


失敗は許されねぇ・・・