きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜

翌朝、俺は芹沢の部屋へと向かった。


芹沢を消す準備の為だ。


「芹沢さん、お話があります。」


俺は芹沢の部屋に着くと中に声をかけた。


「ああ・・・土方くんか。入れ・・・」


心なしか、芹沢の声に覇気が無い気がする・・・


あの芹沢が新見のことがこたえてるんだろうか。


「失礼します。」


一声かけて、俺は部屋の中へと入った。