「ああ。山南さんにはまだ言っていなかったが、実は以前、松平公から芹沢局長の暴挙は目に余る為、芹沢局長を消せとの命を受けた。」
俺は山南さんに以前、松平公からの近藤さんと俺に下された命を伝えた。
「そうですか・・・」
山南さんは何か考え込むように俯いてしまったが、相変わらず、近藤さんは渋い顔のままだ。
「トシ・・・」
少しの沈黙の後、近藤さんが呟いた。
「何だ?」
俺には、近藤さんの言いたい事は分かっていたが、敢えて続きを促した。
「本当に他に方法は無いのだろうか・・・?」
俺は「やはりな」とため息を吐き、近藤さんを諭そうとした瞬間、山南さんが口を開いた。
「近藤さん・・・松平様の命が下ってしまった以上、それしかないでしょう。」
俺は山南さんに以前、松平公からの近藤さんと俺に下された命を伝えた。
「そうですか・・・」
山南さんは何か考え込むように俯いてしまったが、相変わらず、近藤さんは渋い顔のままだ。
「トシ・・・」
少しの沈黙の後、近藤さんが呟いた。
「何だ?」
俺には、近藤さんの言いたい事は分かっていたが、敢えて続きを促した。
「本当に他に方法は無いのだろうか・・・?」
俺は「やはりな」とため息を吐き、近藤さんを諭そうとした瞬間、山南さんが口を開いた。
「近藤さん・・・松平様の命が下ってしまった以上、それしかないでしょう。」
