〜土方side〜


「近藤さん、ちょっといいか?」


俺はある事を提案するため、近藤さんの部屋へ行き、声をかけた。


「おお、トシ。どうした?まぁ、入れ。」


「近藤さん、これを見てくれ。」


俺はそう言いながら懐から紙を取り出した。


「ん?これは?」


「新しい隊編成だ・・・」

俺は呟くように言った。


「トシ・・・」


紙を広げ、中を確認した近藤さんの目が見開かれる。


「芹沢さんの名前が無いではないか。」


そう。


俺が近藤さんに渡した新しい隊編成には芹沢の名前が無い。


どうせ、ヤツにはもう死んでもらうしかない。


それに・・・