あたしは、
名刺を眺めて


『坂口 圭介さん‥かぁ〜』と思い、メールアドレスが書いてあったので、登録をした。

そして、奈美に電話をかけ、今日起こったことを順に話していった。

奈美は、びっくりしていたけど、あたしのために泣いてくれた。


『あたしが行ってたら‥良かったね、、、』と言う奈美に、『違う!あたしがちゃんと言えなかったから‥』

と言って、やっぱり自分を責めていた。


そして、どちらか片方が休む時は、女性専用車両に乗ろうね!と約束をして切った。


奈美に坂口さんの話しをすると嬉しそうに聞いてくれた。

『その人、優しいね!やっと紗彩にも春が〜笑』

と言う奈美に

『ち、違うよっ』

と何故かどもってしまう。



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