『バカなこと言ってないで返してよ!』
『いやだ!』
なんてことを繰り返してると、
『俺の女に何してんの?』
その声にハッとした。
振り返ると明らかに怒っている圭くん
『圭っくん・・・』
『何してんの?って聞いてんねんけど?
まぁ話してるの聞いてたけどな!
そのネックレス別に返してくれんでもええわ!
お前が持ってたって聞いただけで紗彩にそれを持たす訳ないし?』
そう言っている圭くんの低くてあたしの大好きな声だ!
『行くで?』
そう言ってあたしの腰に手をまわしてきた。
圭くんがそう言ってくれたことに対して嬉しくて
一人でドキドキしてた。
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