それに気づいた圭くんは、




『どしたん?それ嫌?』






って悲しそうに聞いてきた。






『ううん。嬉しい。だけど・・・』





こんなこと言って重たいとか思われへんかな‥‥言いどもっていると、




『うん、何?言ってみ??』





『なんか、圭くん昔彼女おって当たり前やのに、
なんか嫌・・・』


なんていっていいかわからなくて、大分へんなことを言ってる。




すると圭くんは笑いだした。  




『なんで笑うんよ?』




『ごめんごめん!だってなんか可愛くてさ!笑

確かに、過去は俺にだって紗彩にだってあるやん?

けど、今は紗彩が大事!紗彩だってそうちゃう?それじゃだめ?』



そうやなぁって思った。



『そうやんね!重たいこと言ってごめん・・』



『そんなん重たいとか思わんよ!むしろ嫉妬してくれて嬉しいわ!笑』



あたしは、その会話をしながら、きっとこの包容力っていうか優しさを好きになったんやろなぁって思って、自分でも顔が真っ赤になってくのが分かった。




大人やなって思った。



そして、圭くんはそっと唇に優しいキスを落してくれた。



だんだんキスが深くなってきて‥‥‥



『‥‥んっ‥‥‥ふぁ‥‥っぁ‥‥‥』


ニヤリと笑って
『声やらし〜』




って言って来た////





≪好き≫がこもってるキスって甘いなぁって思った。




大事にしてくれる圭くん。
あたしの我儘を聞いてくれる圭くん。


大好きがあふれて、



『圭くん・・大好き!』



そう言わずにはおれなかった。





あたし、どこまでこの人を好きになったら気が済むんやろ・・・



きっとずっと好きな気がする!









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