しばらくすると 落ち着いて来て、 窓を開けて、月を見た。 そういえば、 付き合う前に電話で月見たなぁ。 そういうのが 思い出されて、また涙した。 明日、目絶対腫れるな‥ 突然、声が聞こえた。 『紗彩!』 そう! 愛しい人があたしを呼ぶ声 空耳かと思った。 ビックリして 叫びそうになった! 『しぃーーーっ!』 ジェスチャーで 下に降りてこいという圭くん。 .