『じゃぁ帰ろうか!』


『うん!ごちそうさまでした。』



『いいえ!またおいでね!』

口を揃えていうお二人に見送られて店を後にした。




車に乗って、


『あ!お金払ってないんじゃ?』


『あ〜さっき払ったから大丈夫!気にすんなっつったやん!』


『う‥ありがとう!ごちそうさま』


『いいえ!また行こうな。』



‥〜‥〜‥〜‥


しばらくすると、
思い出したように
こういった。


『俺、9月から車で通勤するから!』


『え‥?』


なんで?電車で会えなくなるやん‥






『大丈夫!塾は今まで通り家まで送るし!俺が二人の邪魔されたくないだけやから!』


さらっと嬉しいことを言う圭くんに涙が出た。









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