ガバッ!と起きると辺りは暗く、運転席に圭くんはいなかった。
車にもたれて、タバコを吸っている圭くんがいた。
こんなに寝てたんだ‥泣
車から降りると
圭くんが気付き、
タバコを消して
『おいで!』
そういって抱きしめてくれた。
『ごめん‥寝てしまって‥起こしてくれたら良かったのに‥』
頭を圭くんの腕の中に納める。
タバコとコロンの匂いがして落ち着いた。
『気持ちよさそうに寝てたからそのままにしといた。笑』
180ある圭くんは
背が標準の160あるあたしでさえ顔をあげるくらい高い。
そして決心して
こう言った。
『圭くんに話しがある。』
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