「…妹じゃ、ないもん」


「でも俺の妹じゃん!!
一応」


「そうだけど…」

私は黙り込む。


妹なんか嫌だよ…


私は涼君に
“女の子”として

見て欲しいのに……


「そんな機嫌悪く
すんなよ歩波~

歩波は子供扱い
されるのが

嫌なんだろ??

まぁ来年から中学だし
しょうがないよな!!

ほらっゲームで遊んで
元気出そうぜ♪♪」


「おっイイじゃん!!
ゲームッ」


お兄ちゃんは
涼君の案にのった。