――… そして、私達は リビングに向かった。 「どうぞ座って涼君♪」 さっきまで私が 座ってたソファーに 涼君を座らせて 「はいっ!どうぞ」 っと言って テーブルにオレンジジュースを 置いた。 「サンキュ!歩波」 「いえいえ♪」 「俺にはそんなこと してくれないのにな…」 お兄ちゃんは 小声で呟いた。 だけど 「何か言った? お兄ちゃん」 「…別に」 私には聞こえなかった。 もちろん涼君にも