「ありがとね、涼君!」


私は自転車から降りた


「あぁ、じゃあな歩波!!
行ってらっしゃい」


「うん、行ってきます!!」


私は涼君から離れて

急いで校舎へ
向かった。


校舎の時計を見ると
8時15分だった

まだ1時間目は
始まってないね。


よかった…!


私は教室へ向かった。


そして教室のドアを
そっと開ける…

―ガラッ

「おはよう
ございまぁす…」


うわぁ
やっぱりみんなに

見られてるよ…


「…あれっ?」


先生がまだ居ない…

それに皆
読書をしている

普通なら
朝の会とかしてるのに…