―――…… 「ハァッ、ハァッ」 しばらく走ったけど 学校までは まだかかりそうだ。 「もう最悪だよ~ 何で寝坊なんか しちゃったんだろう?!」 そんな事 言ってる場合じゃない 走らなきゃッ!! ―…すると 「あれ~?歩波じゃん!」 後ろの方から 誰か声がしてきた この声は… 「涼君!??」 後ろを振り返ると 制服を着て 自転車に乗った 涼君が居た。