―――……

「それじゃ、またな!
波哉太、歩波!!」

涼君は靴を
履きながら言う


「おう!また来いよな」

「じゃあね、涼君!」

私は涼君に
バイバイと手を振る


「お邪魔しました~」


―バタンッ


涼君は家から出ていった。

私は階段を上り
自分の部屋に

入っていった。


―バフッ


そしてベットに
寝転がった。


「楽しかったなぁ…」


涼君が来てくれて


でも…

いつになったら
私の事を

“妹”じゃなくて

“女の子”として


見てくれるのかなぁ…


私はそんな事を
考えていた。