トントン……
「祈里?…ちょっといいか?」
幼なじみの冬谷嵐が部屋を尋ねてきた。
ガチャ
「あ、嵐!いつも窓から話し掛けてくるのに珍しいじゃない?」
「ん~?丁度外にいたからさ」
幼なじみの嵐は隣の家に住んでいて嵐の部屋と私の部屋は1メートル位しか離れていない。
だから嵐は暇になるとしょっちゅう窓から私の部屋に来る。
「ねぇ、キスってした事……ある?」
突然の事に嵐は顔を少し真っ赤にしていた。
「図星……?」
私がそういうと
「そんなんじゃない!」
と否定された。
「ん~~」
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