「ちょっと待って!夏月さん!」 後ろから男の声が聞こえた。 「俺、秋本!秋本理斗!今カラオケで目があったでしょ?」 あぁ……桜が甘えてた人か……。 「ところで私に何か用?」 彼をじっと見た。 「やっぱり俺の事覚えてないよね…」 (は?この人…何言って…) 「今日の合コンで君と再会できた…運命だって僕は思うよ」 無邪気に笑う彼。 「へ?」 チュッ 彼の顔が近づいてきたと思ったら彼は私の唇を奪った―――