1995年6月19日

久々のミーティング。

この日は3年も来た。

「我々3年は、まことに遺憾である。どうして、こんなレベルが低下してしまったのか。」

「それもこれも、森戸!お前のせいだ!」
春己は黙って下を向いている。

「先頭集団に3周遅れと無様な試合をしてくれたな。ちょっと学内で、速いからっていきり立ってんじゃねぇよ。所詮は、井の中の蛙なんだよ。」

春己は顔を上げて。 口を開いた。

「うるさいんだよ。受験野郎!お前ら一回も練習すら参加して無いくせに!」

「んだとコラァ!」

「いい加減にしなさい!」

松内は怒鳴った。