「なぁ。ユウ」


「ん。」

「試合って、そろそろだよね。」

「6月17日だったからあと、1週間ちょっとだな。」

「なんか、私緊張するわ。」

「大丈夫だよ。藤沢さん!俺らは、あの特訓をクリアしたんだよ。自身持とうよ。」

春己は、得意になって豪語した。

「で、でもなぁ…森戸」

ユウが不安げな態度で、呟いた。

藤沢も口を挟み。

「他のお客さんや、他校の子達も来るから、私少し不安だわ。」


「大丈夫だよ。藤沢さんは、大和に勝ったんだからさ。」