-Whale Boy-③ ホエールボーイ3 中学時代編

「おっちゃーん」

「やっちゃ~ん」

「くたばってこい、おっちゃん!」

薬師寺と小山内の
超たわいもない話が 春己のc組の教室にも聞こえてきた。

「あいつら、またやってるよ。」

あの2人は小学校時代から、ああいう感じで、このような事は当たり前であった。


「おっちゃん?そんな歳の人が隣のD組には居るのかねぇ。」
藤沢は不思議そうに首を傾げた。

「いや、そこは気にしなくていいから」
春己は小声で呟いた。

藤沢だけでなく、
大吟小出身のC組の、ほとんどが首を傾げた。

ガラガラガラッ

C組の担任が
教室に入ってきた。