-Whale Boy-③ ホエールボーイ3 中学時代編

春己は、藤沢とユウと、そして自分の部活での練習の記録を毎日欠かさず、数学のノートの最後のページに、書いていた。

藤沢は驚いた表情だった。

「わ、私本当に伸びているの」

「そうだよ。」

「大阪を嫌おうが、摂津を嫌おうが、俺も正直好きでは無いから、どっちでも良い。でもな、自分は成果出てないとか、自分自身で決めつけるのやめろよ。」

春己は喝破した。